車買取業者が車査定でチェックしているポイント
査定員は見ているポイントは多い
車買取業者に自動車の査定を申し込むと、査定員が様々な箇所をチェックして買取金額を決定します。
査定結果次第では見積りと異なる買取金額になる場合もありますが、査定員はどのような点をチェックしているのでしょうか?実は外装からエンジンまで、様々な箇所を細かく見ているのです。
まず外装をチェックする
最初にチェックされるのがボディカラーです。中古車の売れ行きはボディカラーで変わることも多く、特に人気の色は高く評価されます。逆に不人気カラーの中古車は買取上限も低くなってしいます。
ボディカラーと同時に外装の傷や凹み、塗装剥げなどもチェックされます。小さなものは影響ありませんが、大きな傷や凹み、錆などは減額対象になります。ボディだけでなく、ランプカバーの汚れ・破損も査定員はチェックしていきます。
内装で見るのはシートやマット
外装のチェックが終わると、査定員は内装の査定を実施します。主にチェックされる箇所がシートとフロアマットです。
シートなどの汚れ具合を確認し、交換が必要と判断された場合は大幅な減額査定となります。また、車内にタバコやペットの臭いやこもっていたり、灰皿が汚れている場合もマイナス査定になりがちです。
なお、内装の査定と並行して走行距離もチェックされます。走行距離は買取価格の基準を決める大切な要素ですが、メーターを変更している場合や改ざんが疑われる自動車の場合、査定金額に大きな影響を与えます。
エンジンルームも見ている
査定員はボンネットを開け、エンジン回りの査定も実施します。特にチェックされるのがエンジンの異音やオイル・ラジエーターの液漏れの有無、プラグの状態などです。
いずれも大幅な減額になりやすい査定項目で、エンジンの異音や液漏れは数十万円減額されることもあります。
ボンネットを開閉する際、隙間をチェックされる場合もありますが、これは事故歴・修復歴の有無を確認するためです。もし歪んでいた場合は修復歴車として扱われ、査定額が減額される可能性もあります。
業者ごとに基準が違う場合も
車買取の業者は様々な点を査定していきますが、車査定の基準は業者ごとに異なることも珍しくはありません。
どの程度細かくチェックされるかも業者次第で、例えば内装を重視する業者もあれば、逆にエンジン周りを重点的に査定する業者も存在します。
いずれにせよ、減額対象となる査定項目が多くありますので、車査定を受ける前に自分でチェックしてみるのも良いでしょう。